1%:99%
あれから1ヶ月、
1ヶ月というものはほんとにすぐ経ってしまう
鈴虫が鳴き続ける道を歩きながら思う。
先月も同じような気温で涼しい中歩いていたけれど
こんなに鈴虫は鳴いていなかった
確かに秋は少しずつ足音を立て僕らに近づいていた
鳥たちがまだ起きる前に公園に辿り着く
撮影準備をしている時にオリオン座をめがけて2秒くらいの大きな流れ星が頭の上を飛ぶ
これは良いことが起こる前兆?
西からの気持ちのいい風を背にうけファインダーを覗き位置を確かめる
今日は48分前、
少しきびしいかな?
いや、微かに見えてさえくれれば・・・
そんなことを考え夜が明ける中40分待つ
夜明けはもう既に半分以上過ぎ『朝』という時間が迫ってきた
まさか、ここまで来て・・・
少しの不安がよぎる
日の出30分前
まだ見えない・・・
空は完全に晴れているというのに、、、
やはり12分ズレるときびしいのか?
仕方がない、ここまで来たんだからもう少し粘ろう
月の出の時刻から12分が経過している
そろそろ出てくるはずだと自分を信じ、そこから出てくるであろう辺りを探す
オペラグラスをひたすら覗く先に僅かな筋が見える、
来た!
今月も見れた!!
僅か15分ほどの天体ショ-だったけれど、
エンパイアを過ぎる頃には空に溶け込んでしまったけれど、
十分満足させてもらった。
この15分のためにどれだけの準備をして
この1つのイメージを実現させるために99個の努力を払い
また次に新たなイメージをつくるのである。
『あなたの場合・・・』と彼女は続ける、
『100%ある内、才能というのはほんの1%しかなくってそれを広げるために99%の努力を惜しまないことよ』
そうかも知れない
けど99%努力し、それが手に入るんだったらそれに賭けてみようではないか。
by triangleny | 2013-09-06 01:11 | Moon | Comments(4)
今にも消えて行きそうな細い月。
この写真を撮るのにどれほどの努力が必要なのかは、充分知っていますよ。
来月も期待しています。
ありがとうございます。
やっとこの構図で撮ることができました。
JBLさんならもうお分かりだとは思いますが、
月の細いラインをくっきり出すためにかなり暗めに仕上げてます。
-2EVに現像時シャドウもかなり落としました。
実際は明るすぎて肉眼では見えないほどですよね。
月の出からマンハッタンの上空に出るまでに少し時間がありますのでそこがかなりの勝負どころですね。
しかもビルの高さによって、撮影場所によって
ビルの上空に顔を出す時間が僅かにずれたりしますし。
来月は、、、晴れてくれるかな~?
これを表現するのはかなり難しいし
それでいて月を撮るのはほんと難しい・・・
空の色合いと建物のシルエット
そしてこの消えそうな月・・・
とっても神秘的で素敵です
素晴らしいです☆
r i c o
ありがとうございます。
このカット、撮影時間は日の出の30分前なんですよ。
ricoさんも写真を趣味にされているみたいなのでお分かりだとは思いますが、
月が出てくる方角がある程度分かっていないと見落としてしまいそうなくらい僅かな光です。
マンハッタンの上空に出ても肉眼では殆ど見えません。
出てくる方角辺りを双眼鏡でウロウロ探して発見!という感じですね。
ここに拘る自分がよく分からないのですが、
今回は日の出の48分前で見えたので次は・・・?という感じですね。
飽くなき挑戦、いつまで続くのやら。。