第14回 NY エンタメ・スポーツの会 Adam Erdossy 氏 @ Global Labo
2017年7月13日(木)
第14回NYエンタメ・スポーツの会 @ Global Labo
ゲストスピーカー: Adam Erdossy(アダムエルドッシー)氏
7月13日(木)ロングラン中の人気オフブロードウェイショー「Blue Man Group」で、現役Blue manとして
出演しているAdam Erdossyさんをゲストスピーカーに迎えて講演が行われました。
普段、彼はボストンのブルーマンシアターで公演を行なっており、今回はこの講演のためにわざわざニューヨークに
お越しになり、大変貴重な時間を皆さまと過ごすことが出来ました。
今回、Adamさんの自己紹介後は司会者との質問形式での講演になりました。以下は講演内容になります。
--------------------------
Adamさんは2006年からブルーマンとしてステージに立ち、ボストン・ラスベガス・シカゴ・日本・
オーストラリアなどで公演、2016年の北米ツアーではショーリーダーを務め、今年、2017年8月からの
ヨーロッパツアーでもリーダーが決まっている。
元々1991年に3人でNYから始まったBluesmanの中心となるコンセプトは『不思議』というところからスタート。
ショーを見て何を感じたのかはひとりひとりの感じ方で違う。
Blue manショーは一言で説明できない・他の人間とちょっと違う無声アートとして、テクノロジーアートを
取り入れたショーをFunnyにCrazyにCynicalに演じていく。
その中で、Adamさんはお客様との『繋がり』もコンセプトのひとつとして大事にしているという。
演劇中に使われる下水管パイプ、ショーの合間に使われる巨大ボールやトイレットペーパーなどもお客さんとの
『繋がり』を意識したものであるとのこと。
Adamさんが10年間以上Blue man続けてるモチベーションは?との問いに、初めは1週間・2週間も同じことを
するのは無理と感じたが、実際にBlue manになって公演が始まると、お客さんと一体感を持って繋がったショー
だから何が起こるか分からず、アドリブも取り入れ、お客さんのReactでBlue manのショーが変わってゆき、
毎回楽しみが違う。
毎日ショーをする時に彼が考えていることは、マスクはメタファーであり、Blueのマスクを被ることで彼は毎回
自分自身に問いかけ、そこから出てくるものを表現しているという。
Bluemanのショーでは完璧を目指さず、毎日が研究であり、経験が大事だと言い聞かせていると語っていた。
また、先週発表されたシルクドソレイユがブルーマンの会社を買い取るということについてはどう思うか?
という質問に対し、まだニュースが新しすぎて、正直分からない。ただ、シルクドソレイユという会社は
大きいから楽しみであり、様々な可能性・クリエイティブなことを組み合わせて新しいショーをシルクドソレイユと
創っていきたいと意気込んでいた。
そして、アメリカで日本人が活躍するために必要なものは?との問いに、英語がそんなにできなくても、
仕事ができる・パフォーマンスもできるという強みでチャンスはある程度掴める。
けど、現場で他のパフォーマー・アクター達と互いに仕事について話す時、ディスカッション好きなアメリカ人と、
深く話せない・自分の意見を持っていない・持っていても英語で表現できないというのは、そこから上のチャンスを
掴めないこともありうると。必要最低限、自分の考えていることを英語で話すべきであり、
言語というのは人間関係を築く上で大事であると、奥様の北川聖子さんを交えて語っていた。
最後にNYで夢を追う方に何かメッセージは?という質問には
毎日一期一会、という気持ちで過ごすことがあなたにとって『Right way』であると思ってください、と語った。
--------------------------
Facebookリンク:『第14回 NY エンタメ・スポーツの会 Adam Erdossy 氏 @ Global Labo 』
ウィキペディア : ブルーマン
by triangleny | 2017-07-17 22:38 | Events | Comments(0)