ある8月の夏の思い出 1000作品成記念⑥

気持ちの良い夏の午後

木漏れ日の中ひとりのモデルに出逢う

「どうだい調子は？」

「気持ちの良い場所だよ」

「ここは初めてかい？」

「そうだね、Cityから昨日来たよ」

「そんな遠くから？　何しに来たんだい？」

「君のような可愛いモデルを探しに来たんだよ」

「そうかい、エンジンは半世紀以上経って古いけど、毎日オーナーが大事に磨いてくれるんだ」

「じゃあ、その木陰にもたれてボディは道路に向けて顔はこっちに向けてくれる？」

「こうかい？」

「そうそう、Beautiful！」

「ありがとう！」

長閑で静かなストリート

Bel Air 1950'

それは、ある8月の夏の思い出。

※この記事は『1000作品達成！』 記念の作品の一つになります。

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