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新たなロケーションを探すべく
今年のSuper Pink MoonはWTCと撮影しようと決める
前日の雨も上がったニューヨーク
この日、日の入りが19:47、月の出が19:25、その差22分
月の出が日の入りの1時間前だと月が白くうっすらとした色になり
月の出が日の入り後1時間だと月は黄色いが風景と合わせるのに露光を合わせにくくなる
しかし今日は差が22分とは良い条件
空はほとんど雲も無く晴れ渡り月の出の条件もそろう
まずまずだ
後2つの条件をクリア出来るすることを除いて…
一つ目は、この日行く場所が初めての場所でうまくWTCと満月を合わせれるのか?
二つ目は、そこで誰にも邪魔されず安全に撮影できるのか?
一つ目の条件はまずは行って確かめるしかない
17:20、月の出2時間前に自宅出発
この日のロケ地はさほど遠くないから1時間前でも良いのだが、
周りの様子を散策したいということもあり早めの出発
17:33、地下鉄乗車
17:45、撮影現場最寄りの駅下車
空は晴れているが、少し強めの風が気になる
今後の為にも、と駅からウロウロと散策
現場近くはあまり治安の良さそうな雰囲気とは言えないが、
その辺にたむろしている人もいないので良しとする
18:17、現場に到着
調べていた感じと同じように撮影場所が確保できそうなのでまずは一安心
そこで一つ興味深いことに気づく
撮影現場の交差点向かい側になんと警察署があるではないか!
これは心強い味方が出来た、と考えもしたが、
撮影中に変に職務質問され、まともな扱いを受けなかったらどうしようという不安もよぎる
なんといってもここはアメリカ、
昨今のヘイトクライムでも色々あるが、
アジア人が路上に三脚立てて撮影しているとなると、
警察官からすると職務質問しやすい格好の的だ
IDも所持し、別にやましいものを撮影しているわけではないが、
どんな理由でどういう風に扱われるか少し気になった
悩んでいてもしょうがないので、ここの警察署には良い警官が勤務していることを願ってセッティングを始める
その時の状況がこの1枚
そしていよいよ月の出の時間
スーパームーンが出てくる大体の位置は押さえているが、
実際に出てくるまでは毎回落ち着かない
月の出から15分
ビルとビルの間からレモン色の光が零れる
出た!
ピントを合わせ直し、構図も整え撮影開始
警察署が近いせいか時折通り過ぎるパトカーや、
駐車場にパトカーを止めて出てくる警官、
暗くなってゆく辺りにひと気も少ない場所なので背後から誰かに襲われないか、
なども気にしつつ撮影を進めていく
一度月がビルの背後に隠れている間に構図を変え
WTCの左のビルから出てくる瞬間を待つ
少ししてブルーモーメントの空の中、再びその姿を現す
撮影現場はこんな感じ
太陽が沈んでいることもあるので、もう少しスーパームーンの色が黄色くてもよさそうだが、
こればかりは大気の状態次第なので仕方がない
徐々にWTCに近づいていきうまくトップと重なる
この時点で20:00、太陽が沈んで13分
その後は一気に周りが暗くなってゆく
WTCの上をスーパームーンが超す頃には月明かりが非常に眩い
暗くなる前に何とか押さえたこの1カット
横構図で合わせたかったが、今回は縦構図で切り取る
一通りの撮影を終えると時間は20:40
1時間が一気に過ぎていた
辺りもすっかり暗くなり、手元が見えにくくなり
警察署が近いといえど、ひと気も少ないのでここで引き上げることにする
いずれの条件も何とかクリアでき無事撮影終了
次は5月の"Super Flower Moon"うまくいくことを願いたい。
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