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今回のSuper Flower Moon 2021は5月25日夜と5月26日朝の2回撮影
5月25日、
Super Moon 2021ということもあり、エンパイアステートビルと合わせたかったが
月が昇ってくる場所がエンパイアステートビルと合わせるのが難しいと考える
そこで” The New Yorker Hotel”のネオンと撮れないかと地図で調べ、事前にポイントを見つけていた
当日、その場所に行くとハドソンヤード周辺の開発が大きく進み、
” The New Yorker Hotel”のネオンは西側に新しく建てられたビルに阻まれ全く見えなくなっていた
エンパイアステートビルもこの位置からはほぼ隠れてしまっている
※I Phoneより
クライスラー・エンパイア・New Yorker Hotel・Edge、これらすべてがこの位置からは見えない
かといってWTCなど他の場所を見つけ直し大きく移動する時間もない
ならばと、月を大きくは捕えれないがVesselを入れたハドソンヤードのカットと、
ストリートの間を昇ってくる月を捕えることに決め
15㎏の荷物を抱え直し移動する
※I Phoneより
先程の位置からでもVesselと合わせたカットは撮れないこともないが、
この場所からだとストリートの間を抜ける月のカット、
Vesselも真正面なのでVessel上空の空いたスペースに月を入れたカットも撮れると思いここに決める
この日は高台から狙わず川沿いの移動だったため比較的スムーズに場所を確保、
「恐らくこの辺りであろう・・」という推測で移動し現場に到着
雲が少し多くなってきており月が出てくるのか不安になる
それでも「ここまで来たのだから」とセッティングをし、
月の出を待つ
そして月の出より23分後、
夕日がビルに反射し、琥珀色に輝いたビルの合間から薄く白い月がビルとビルの間を抜けてくる
本当はもっと黄色い月が昇ってきてほしかったのだが、
月の出が日の入り前の時間だったため、辺りはまだ明るく月が白い状態でしか表現できなかった
一旦姿を消して28分後、
ようやくVesselの頭上に黄色い雲が見え、その中から月の姿が見えてくる
そこから雲の中に消えて消えそうになるが、何とか少しずつ明るくなってゆく
ビルの上に見え始めてから8分後、
今日の表紙の1枚が撮れる
月が昇ってゆくにつれて空も晴れ渡ってゆき、トレーシングペーパーをブルーに染めたような雲、
その周りがまた違った色でに輝く
それらが美しいアクセントとなった1枚を最後に撮りこの日は終了。
5月26日早朝、
5:32AMに沈む月を自由の女神と一緒に捕えるため3:30AMに起床し準備する
4AM過ぎに出発、
夜が明けるにつれて雲が多くなるところが少し気にかかる
いつものようにCiti Bikeに乗ってマンハッタンを南へ南へと下る
※I Phoneより
月の入り1時間前に現場に到着、
やはりスーパームーンの日とあってかフォトグラファーの数も多い
ざっと見て暗闇の中に30人くらいはいるだろうか
早速位置を決めてセッティング
撮り始めたのがこの1枚
心配していた雲の心配もなく綺麗な満月が輝いていた
その10分後、少し雲が周りに見え始めてくる
※I Phoneより
そのまた10分後、こまごまとした雲が良いアクセントとなってくれる
※I Phoneより
4:59AM、いったん雲が亡くなり月が赤みを帯びてくる
※I Phoneより
5:03AM、徐々に月が下がってくる
そして5:11AM、スーパームーンが赤く染まり自由の女神の近くまで迫ってくる
しかし、その1分後大きな雲が下で待ち構えていた
その雲が瞬く間にスーパームーンを飲み込んでしまう
その後、薄っすらとは確認できたが、はっきりと出てくることはなく、
赤いスーパームーンはここで終了
※I Phoneより
終わってみれば南の空にしっかりと雲が張っていた
帰宅後朝の天気予報で雲のレーダーを見てみるとニューヨークの周りは雲だらけ
それでも赤いスーパームーンが撮れたので満足
射手座のスーパームーンありがとう。