※他、11枚の写真をご覧になりたい方は「More」をクリックしてください。
前回の
”Worm Moon 2022”記事にも書いたが、
今回のWorm Moonを撮りに行く前日は雨、
当日は昼間は晴れてくれたのに陽が西に傾くにつれ雲がかってくる
それでも、もしかしたら満月が出てくる時間には晴れるかもしれない!
と、淡い期待も一緒にバックパックに入れ電車を乗り継ぐ
車窓からI Phoneで1枚、
雲が出始めているマンハッタン
目的地の駅に到着し、崖の上から再度空を確認、
この時点でエンパイアステートビルの辺りは完全に雲に覆われている
「この雲どのくらいの厚さなんだろう…」
そんなことを考えながら現場に到着しセッティングを始める
空も暗くなり始める
この日の月の出は日の入りから35分後、
満月がマンハッタンの上に出てくるのは月の出から約10分はかかるから
撮影スタートは日の入りから45分後
月が明るすぎてマンハッタンのネオンが暗くなり露光を合わせるには中々厳しい条件
ただ、ひとついい条件としては
満月が上手く出てくれたら雲が「フィルター」代わりになってくれ
月の明かりを軟らかくしてくれる
そうすると月の表面と風景との露光が合う
ここを狙っていきたいところ
月の出から12分後
オレンジ色の光が雲の中から現れる!
ウクライナ国旗色のビルディングも構図に入れる
こちらはズームで捕えようとする
雲が前にかかってAFではピントが合わない
MFでピントを合わせたいがどんどん月は昇ってゆく
ここはエンパイアステートビルに近づく時を狙い、このカットでは諦めようと判断
どんどん昇り出始めより月の色が薄くなってくる
この辺りから雲が薄くなり始めるがエンパイアステートビルとまだ露光が合わせれる範囲
「このままビルのトップまで薄い雲が続いてくれ!」と願い構図を組みなおす
そして、この記事の表紙にもなっているカットが撮れる
満月の色もかなり明るくなり淡い色合いに変わりゆく
800mm画角でうまくエンパイアステートビルに近づくところを捕える
エンパイアステートビルの展望台を過ぎると満月はどんどん明るく白くなってゆく
トップに近づくにつれて今度は濃い雲に隠れてゆく
気付けばもうエンパイアの頭上を越えていた
この日はこれで終了
この日は曇りでWorm Moonが見れないと皆思ったのかフォトグラファーは誰もいなかった
やはり満月の光は多少の雲を越えて輝くくらい明るい
おとめ座の満月、ありがとう。