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今回は初めてのロケーション
土地勘もない
治安も不明
交通手段も分からず
実際に自分が決めた場所で撮るには2つの問題があった
それでも知っているところで撮るより一度は挑戦したい気持ちの方が強く
今回の撮影に至る
まず6月13日(月)に1回目、
下見がてら現場に繰り出す
バスのルート変更があるようでうまく現場までたどり着けるのか?
帰りのバスはあるのか?などの不安もあったが、
Port Authortyから現場近くまでのバスが出ているので
時間通りに乗車出来て現場を視察しつつ撮影位置を決める
ただこの日、天気は悪くなかったのだが
東の空に雲がかかりスーパームーンは出てこず撃沈する
下の1枚は20:21、
月の出から20分後に撮影したもので満月は出ているはずだが見れなかった
この日はこれで諦め帰宅
さて、次の日
6月14日(火)、この日の月の出は21:17
この日は昨日の不安定な天気に比べるとかなり良好で湿度も低い
ただでさえ重い荷物を減らしたいと思っているが、
「湿度が低いから陽が沈んだら肌寒くなるかも?」と、念のためパーカーを持っていくことにする
バスアプリを見ると19:08の次が19:30、それ以降なし
ん???
まだ予定時刻からは時間がある筈なのに、これをみて気持ちが焦り
「これ以降のバスがもし渋滞で予定時刻より遅れたら?!」
などと心配事が心の中で生まれ、支度を急ぎかなり早めに自宅を出発
途中財布を忘れていることに気づき取りに戻り18:58に再度出発
19:15、42nd駅到着
19:25、チケットを購入して無事バス待ちの列に並べる
19:30、バスはオンタイムで発車
ドキドキするのはなぜだろうか
Take it easy、楽しまないと良いものは撮れない
そう言い聞かせる
19:51 Town Hallのバス停で下車
やはり日差しは暑いが湿度の低い風が吹いているのでサンセット後は気温が下がりそうな予感がする
まだ太陽の熱がこもった暖かな風
歩道の横から芝生の匂い
長く伸びた影
初夏の夕暮れを感じつつ撮影のことが気になり緊張が走る
少し時間があったので辺りを検索
穏やかな雰囲気で治安は良さそうな雰囲気が漂う
撮影時間が近づいてきたので現場に向かいセッティング
ブログの最初にも書いたが、
この現場での問題は①ハイウェイの上を横断する陸橋、②しかも陸橋の両端の柵の網目が細かい
陸橋なのでバス・トラックが来ると地面が揺れ被写体ブレを起こす
またサイドの網目が細かいので構図内に写り込む網目が気になってくる
上手く撮れると良いのだが…
そう願って月の出を待つ
21:06
辺りはだんだん暗くなる
そして21:17月の出1分後、月が摩天楼を昇って来るまでおそらく10~15分はかかると予測する
日の入りが20:29なので日の入りから48分後の月の出、
しかもスカイラインの上に出てくるまでさらに10分以上
計58分以上の時間差、辺りはもう真っ暗、
風景と合わせるには露光が違い過ぎるハードな環境だが
それでもどんなスーパームーンが出てくるのか不安と期待が入り混じる時間帯
21:22、肉眼では見えるか見えないほどの明るさで空がオレンジ色に輝く部分が見えてくる
21:25、その3分後少しずつではあるが明るくなる部分がはっきりしてくる
21:26、いよいよスーパームーンのお出ましである
400mmで1カット
800mmでもう1カット
21:28、2分後にはエンパイアステートビルの左のビルと重なっている
月の動きは速い
21:31、このブログの表紙写真、ビルとビルの間にスーパームーンが入るショットが撮れる
21:34、その3分後、大きすぎてエンパイアステートビルの裏側に隠れきれない姿を見せてくれる
560mmで1カット
もう1枚、400mmで1カット
21:41、エンパイアステートビルの右上をどんどん昇ってゆく
21:42、1分後
21:45、さらに高く
21:52、この1カットでこの日は撮影終了
色々思うようにいかない部分は多かったが
それでもこの日ここで撮影できて良かったという結果になった
来月の本命スーパームーンはどうなるのか???
上手く撮れることを願いたい、
射手座のスーパーストロベリームーン
ありがとう。
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