皆さま
少しずつ秋が近づいているニューヨークですが、いかがお過ごしでしょうか。
さて、コロナ禍以降初の写真展を開催いたします。
期間は2022年10月18日(火)~2022年10月29日(土)まで。
今回は、Max 藤島さんというニューヨークでは有名な写真家でもあり
Gallery Maxというギャラリーのオーナーでもある方にお声をかけていただき、
大変光栄なことにMaxさんとの”二人展”という形で写真展を行なう運びとなりました。
その期間ニューヨークにいらっしゃる方はぜひお越しください。
また、10月18日(火)6PM~8PMにオープニングレセプションも行ないますので、
お時間のある方はぜひご参加ください。
植山慎太郎 /マックス藤島 写真展
「月とニューヨーク」
MOON AND NEW YORK --- Two Photographers Exhibition
会期:2022年10月18日(火)~29日(土) / 11:00am~6:00pm
場所:Gallery Max New York / gallerymaxny.com
552 Broadway, #401, New York, NY 10012 (Bet. Prince & Spring St, Intercom# 9, 4 FL)
Contact: Tel. 212-925-7017 / Cell. 917-704-1743
オープニングレセプション:10月18日(火) 6:00~8:00pm / アーティストトーク:6:30~7:00pm
以下、ギャラリー側からのお知らせをご覧くださいませ。
ー追記ー 2022年9月30日
2022年10月18日(火)レセプション当日は私が毎年制作しておりますカレンダーも販売する予定でございます。
ご興味ある方はぜひギャラリーにてご購入くださいませ。
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もともと風景写真を撮っていた植山だが、2011年にスーパームーンを撮影して以来、
ニューヨークに昇る月に魅せられ、「月とニューヨーク」をテーマにすぐれた感性で現在も写真を撮り続けている。
特筆すべきは、全ての展示作品は合成ではなく1度のシャッターで、
ニューヨークのビルと月の表情を画角内に映し込むという“1枚撮り”にこだわって撮影していることである。
ことに12年間のスーパームーンのディテールとランドマークビルが一体化した写真は
このテーマの代表作であり圧巻である。
今回は、普段なかなか見られない、さまざまな大きさや角度から月を捕らえた作品も数多く展示。
フォトグラファーが撮影現場で、月光を浴びながら心動かされた瞬間“神秘のチャンス”に共感を覚え、
感銘を受けることだろう。
◆ 奈良県出身。桃山学院大学社会学部卒業。
2004年に渡米、2010年から現在までフォトグラファーとして活動。
2011年からニューヨークのスーパームーンを撮り続けている。
受賞歴: 2021 A Newyorker” IPA(International Photography Awards) にてHonorable Mention 受賞。
2022 Synchronicity ”IPA(International Photography Awards)にてOfficial Selection 受賞
今回展示する"Wish you were here--- 1974~1993, Manhattan"は、20年間に渡り、
ニューヨークのある高層ビルからエンパイアステートビルディングを撮り続けた、
藤島のライフワークとも言えるシリーズからの抜粋である 。
日々、あわただしく動き続けるマンハッタン。
そこで暮らす人々の頭上にこんなにも大きな空と自然が広がっていたことを改めて気づかせてくれる作品群である。
藤島の作品の最も大きな特徴は、それが自然の風景であれ、建造物であれ、
その場でシャッターを押したはずの作家の創作意図や思惑が写し込まれていないことである。
作家の気配が消えているため、作品を見る人が、目の前に広がる風景を自分だけが見ているように感じるのである。
それこそが、"Wish You Were Here" のめざす地点である。
創作姿勢について藤島は、「時間に身をまかせること。自然が自ら創り出すドラマをただひたすら待ち、
その瞬間をあるがままに、しかも絵のように撮ることができれれば最高です。」
20年間同じ対象と向き合い、撮影する主体が持つストーリーを読み取り表現した、
壮大な時間の流れに触れるチャンスといえる。
◆ 三重県出身。東京芸術大学美術学部工芸科ビジュアルデザイン卒業。
1973年に渡米、2003年から写真創作活動に専念。今回展示するエンパイアステートビルディングシリーズ、
ピラミッドシリーズ、東北・桜シリーズ、中国・桂林シリーズなど、ニューヨークを拠点に制作、発表を続けている。