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前日の水曜日は59℉と暖かかったが、
撮影当日は気温がどんどん下がってきていた
まだまだニューヨークでは寒い方の寒さには入らないが、
それでも撮影中にじっとしていると体の芯から冷えてくる寒さを感じる季節になってきた
この日の撮影ポイントは久々に行く場所、
昼過ぎから雲がどんどん増えてきて夕方近くには北東の空は大きな雲が差し掛かっていた
4:29PM日の入り後13分、4:42PMの月の出は辺りがかなり暗くなっている
今回は「シルエットシリーズ」の1枚に狙いを決めて3:45PM WTC発のPath Trainで出発
途中で乗り換え、
4:14PM 撮影現場 最寄りの駅に着く
ここから崖の上に出るのに階段を登る
現場に着くと雲が結構広がっている
それでも自宅を出発する前に事前に見ていた雲の流れでは
Long Islandの奥の方には雲が薄くしかかかっていない状況だったので
「出たての満月だけなら撮れるかも!?」
と期待してセッティングを始める
写真は雲の薄い部分
現場に来た時からうすうす気づいていたのだが、
セッティングをしている後ろでマンハッタンをバックにセルフィ―をしている一人の男性がいた
セッティングを終えて一息ついていると
その男性が話しかけてきた
マンハッタンを入れてその男性を撮影してほしいと、
何枚かその男性の拘る構図で撮影後に話を聞いてみると
どうやらMexico Cityから観光でNYに来ているらしい
Google Translateをうまく使い、こちらが話すEnglishをSpanishに音声変化して理解しているようだった
その撮影のさなか満月が昇り始めたので彼にも満月が出てきたことを知らせると
大変驚き気分が上がった様子で満月の写真やらビデオなどを撮影していた
4:45PM、出たての満月
4:46分18秒、一つ目のビルに差し掛かり表紙の1枚が撮れる
40秒後の4:46分58秒、ビルとビルの間に飛行機が入る面白い1枚が撮れる
4:49PM、この二つのビルを通過すると、その右にあるこの日のターゲットとしていたアパートメントビルに差し掛かる
満月もしっかり出てシルエットにもかかったが、
この日の大気の揺れが大きかったためかシーイングが悪く月にピントが合わない
このビルを通過後、
彼はひととおり撮った写真が気に入って満足したのかCityに戻ると挨拶をかわして去って行く
こちらは満月の撮影に戻る
アパートメントビルを過ぎると空高く上がる前に雲の中に入っていく
雲の中に入る前のカット
4:57PM、このくらい高くなってくると大気の揺らぎも少なくなりピントが合ってくる
いったん雲の中に入るが、雲の周りの明るさを見ていると
「もしかしたらこの雲を抜けると満月が顔を出すかもしれない」
と、期待して雲の切れ間を探す
「来たか?!」
隙間が見える!
と、思ったらすぐに雲に隠れてしまう
次こそは?
それでもまた雲の中に消えてゆく
結局この後しばらく待つが6:01PMの1枚を最後に撮影終了
黒く空が出ているように見えるところも実は雲だったようで
かなり雲の層が厚かった
狙っていたシルエットシリーズが1カット撮れたので
シーイングが悪く満足いく月の表面が見えなかったが、この日はこれでよしとする
ふたご座の満月ありがとう。